ワイン界の気持ち悪さ

ただのお話

ワインの業界でスノビズムを感じませんか?

誤解しないでほしいのは、私は知識そのものを否定しているわけではないということです。ワインの歴史や製法を知るのは、それはそれで楽しい。ただ、私が「きもい」と感じるのは、その知識やマナーを他人を値踏みしたり、(知らないうちに)自分の優位性を誇示したり、排他的な雰囲気を作るための道具にしている人たちです。

知識は、ワインをより深く楽しむためのスパイスであって、壁を作るためのレンガではない。この「知識を武器にする態度」こそが、私が心底うんざりしているスノビズムなんです。

実際のお店でもYoutubeでも、私は、「うっ、、、きも。」と思うことが多々ある。


飲食の業界に20年弱居ましたが、特に自分でワインバーをやった時にワインと他の飲み物との違いに、

「なんで?ワインだってただの飲み物!嗜好品!」と何度言ったことか。。。

それは、お客さんから「ワインは難しい」と言われるとき。
ワインを飲むだけのことに、難しいもくそもない。

そんな時によく言っていたのが、

「ラーメン食べるのは、難しいですか?
ラーメンも色々あって醤油・豚骨・味噌・家系・二郎系、、、難しくないですか?」
って。

  • ワインはよくわからない
  • ワインは難しい
  • ワインの味がわからない
  • ワインはあまり飲まないから・・・

こういう言葉を聞くたびに、ワイン業界は、間違えた方向に行っているのではないかと思う。

私は、ワインをもっと気軽に多くの人に飲んでもらいたい。
(ただ、現状、ワインの価格を考えると厳しいとしても。。。)

無駄に壁を作ってしまってると思う。

それが、最初の気持ち悪さにつながるのだ。

「グラスの持ち方は・・・」

「ワインの選び方は・・・」

はっきり言ってどうでもいい。
星付きのレストランやマナーにうるさい人たちの前など、気を付けた方が良い時があるのは確かだ。

しかし、Youtubeでも見てもらいたい。
ワイン系の人たちは、着飾って、小難しいワイン用語を使って、ワインを勧めているけど、ちょっとワインを飲もうと思った人は、ああいう人たちの中に入っていこうと思うのか?

自分も小綺麗な格好して、蘊蓄を語って、グラスを離さずぐるぐる回し(これは、私もやるけど。。。(笑))、ワインをわかっているような顔をして、本当に美味しくワインを飲めるのだろうか?

じゃあ、どうすればいいのか。

私がワインバーをやっていた時、お客さんに「ワインは難しい」と言われたら、まず「好きなように飲んでください」と言っていました。

  • グラスの持ち方? 好きなように持てばいい。熱が伝わるのが気になるなら、ステム(脚)を持てばいい。それだけ。
  • 選び方? ラベルが気に入った、名前の響きがいい、産地が気になる。それで十分。プロは、その「なんとなく」を深掘りして、次に繋がる一本を提案するのが仕事です。
  • マリアージュ? 好きなものを好きなように合わせるのが一番。ポテチとシャンパン?最高じゃないですか。

ワインを飲む上で、本当に大切なのは、誰と、どんな気分で、何を話しながら飲むか、これに尽きます。

極端な話、嫌いな人と、嫌な話をし、何か嫌な思いをしながら飲むワインは、不味い。いくら美味しいワインでも。

だから、私は声を大にして言いたい。

「おいしいワイン」を飲むのではなく、「美味しくワイン」を飲むことを勧めた方がいいのでは?

あなたの気分を上げてくれる、あなたの会話を弾ませてくれる、あなたの人生を豊かにしてくれる。

ワインは、ただの「最高の脇役」でいいんです。主役は、いつだって、それを飲むあなた自身なんだから。

美味しくワインを飲みませんか?

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